白潟天満宮 天神町の南の端に位置する由緒ある神社。
正式名称は「天満宮」で、祭神は菅原道真公(すがわらみちざね こう)である。
2000年8月、境内に菅原道真公をまつる神像「おかげ天神」が建立された。
由緒は、保元年間(1156年ごろ)、平景清が出雲に赴任し、お城を島根県能義郡の富田山に築こうとした時、眼病にかかり日を追って重くなった。
そこで菅神に一心に祈っていたところ、夢の中でお告げがあり、まもなく全快した。
そこで、菅神へのお礼のために城内に鎮守として社殿を建立し、以後、富田城内に長くまつられていた。

  それから慶長年間(1600年ごろ)に、城を松江に移し松江城を建設した堀尾吉晴が、天満宮をこの白潟の地に奉還した。
それ以後、歴代松江藩主の尊崇を受け、庶民の間でも学問の神様として広く信仰されてきた。
例大祭の「みこし渡御」は本宮・女みこしをはじめとする勇壮な練りとたくさんの参拝者で賑わう。